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桃色万年筆
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皆様、はじめまして。早乙女 淫娘(サオトメ インコ)です。
ここでは官能小説や日々の妄想、男女の体(SEX)について想い描く私の“ドスケベ”を綴ります。
好きな獲物は情熱的なモッコリ男。嫌いな獲物は何も言わずにイク男。
どうぞよろしくお願いします。世界中がエロスで潤いますように...

ホウロウ 其の三

11/12/28

カーテンの隙間から漏れた、眩い光で目が覚めた。

簡素な造りの古いホテルの一室で、まだ半分寝ている彩の瞳を太陽の光が容赦なく刺激する。

数日寝泊りしているこの安いホテルにもやっと慣れてきたところだった。

ベットから下りた彩は、素足のまま洗面台へと向かった。

空調の整っていない洗面所、そこに漂う冬のツンとした空気が彩の体を縮めた。

冷たい水で手を濡らし、寝ぐせのついた髪を一つにしばると、水で口をゆすいだ。

再びベッドへ戻り、腰を下ろして彩は小さく溜め息をついた。


(ふぅ〜、今日こそ...)


床に脱ぎ捨ててあったパーカーを拾い上げて着ると、部屋のスリッパを履いてそのまま廊下へと出た。

盗まれて困る物は何もなかったので部屋の鍵はかけなかった。


部屋を出て、横にある階段から一階に下りると、正面に小さな売店があった。

朝食はいつもそこの売店で済ませていた。

売店の前まで来ると、彩は中に入る前にチラッと店の中をのぞきこんだ。

店内にはブルーのナイロンジャケットにジーンズ姿の従業員の男性が一人、

暇そうな表情でレジカウンターの前に突っ立っていた。


時折チラチラと時計を見ては誰もいない店内へ視線を戻し、

ただ何となく時が過ぎるのを待っている、といった様子だった。


―カラカラカラ‥―


彩は控えめに売店のドアを開けた。


「いらっしゃいませ」


男が挨拶すると、彩もレジの方をチラリと見て軽く会釈をした。

狭いスペースにはお菓子や洗剤、インスタント食品などが整然と並べられていた。

食料品の棚に目を移すと、今朝配達されたばかりの弁当やパンが陳列してあった。

彩はその棚から、おにぎり一つとたまごサンド、缶コーヒーを手に取りレジへと向かった。


「いらっしゃいませ、おはようございます。」


男はさわやかな顔つきで彩に挨拶をした。


「おはようございます‥」


なぜか照れくさかった彩は、一瞬目を合わせたものの、すぐに下を向いて挨拶を返した。


「今日も寒いですね」


男は柔らかい口調で彩に話しかけた。

男の顔は近くで見ると思ったよりも若く、自分よりも少し年上かな?といった印象だった。


「ここ数日、毎朝買いに来てくれていますね。何泊目ですか?」


そう言いながら男は商品のバーコードを読み取っていた。


「今日で三日目です。でも明日にはそろそろチェックアウトしなきゃと思ってて...」


彩はそろそろ所持金が底をつきそうなのを心配していた。


「この町へは旅行かなにかで?」

「いえっ、旅行ってほどでもないんですけど...ただなんとなくプラッと遊びで...」

「そうですか。一人で出かけるのもいいものですよね。

あ、えっと、お会計462円になります」


彩はポケットから500円玉を1枚取り出すと、パチンとレジカウンターの上に置いた。


「38円のお返しです。どうぞ」


男は彩の掌に、ゆっくりとお釣りを乗せた。


「今日はこれからどこかへ出かけるんですか?」

「えッ?」

「いえっ、ただ少し気になったので聞いてみました。急にすいません」


男は申し訳なさそうに視線を逸らした。


「今日の予定は、いまのところまだ何も決めてなくて...

部屋に戻ったら少し考えてみようかと思ってたところです。

それじゃ、お仕事頑張ってくださいね」


彩は品物の入った袋を受け取ると、男に背中を向けた。


「ちょっと、待って!」


すると、男は彩を呼び止めた。


「あの‥もう少しだけ時間いいですか?あっ、俺の名前はコウスケっていいます。

あなたの名前は?いきなりこんな事聞いて失礼ですよね、すみません」


さっきより早い口調になり、申し訳なさそうに頭を下げた。


「大丈夫ですよ、気にしないでください。私の名前は彩っていいます」


彩はコウスケの質問に快く応じた。


「彩ちゃん、実はその‥、会ったばかりでこんな事言うのもなんだけど...

今日よかったら一緒にどこか行きませんか?」


思わぬ誘いに彩も驚いて目を丸くした。


「俺、このあと朝の9時に仕事が終わるんです。いつもなら部屋に戻ってゆっくりするところだけど、

明日は休みだし時間に余裕もあるから、彩ちゃんがもし良ければなんだけど、

俺に付き合ってくれないですか?

あっ、ちなみに俺はこのホテルで住み込みで働いてます。

だから仕事が終わったらすぐに合流できるんだけど...だめかな...?」


コウスケは遠慮がちに彩を誘った。


「う〜ん......そうだな...今日は予定もないし、いいですよッ! !

コウスケさんに付き合います。

いま7時半だから、あと少しでお仕事終わりますね」


彩は無邪気な笑顔をコウスケに見せた。


「よかった!それじゃあ、悪いけど仕事が終わるまでもう少し待っててくれるかな。


仕事が終わったら連絡するから。電話番号を聞いてもいい?」


コウスケはジャケットのポケットから携帯電話を取り出そうとしたが、

彩はそれを制止するかのように言葉を挟んだ。


「あっ、番号は後で教えます。部屋に携帯置いてきちゃったので。

それで...もし良かったらなんですけど......」


彩の話すテンポが少しずつ遅くなり口ごもった。


「ん?どうかした?」


コウスケは前屈みになり、彩の顔をのぞき込んだ。


「もし良ければ...仕事が終わったら私の部屋に直接来てもらえますか?

えっと、変な意味とかじゃなくて、今から戻ってご飯も食べたいし、

出かける準備もしたいから...。

私、準備に時間がちょっとかかるので...

コウスケさんが終わる時間に準備が間に合わないと思うんです。

部屋は正面の階段を上った3階の302です。来てもらえますか?」


彩は様子をうかがうように、上目使いで問いかけた。


「俺、ここの従業員だし、部屋に行くのはちょっとマズいかな...。

ん〜、でも、このホテルはセキュリティーも他のホテルよりぜんぜん甘いし...。

こっそり行ったら見つからないかも。 

よしっ!分かった。それじゃ、部屋に行くよ!お邪魔していい?

どこに出かけるか部屋で一緒に決めよう。でも、お願いだからこの事は誰にも内緒で......ねっ!」


彩に言い聞かせるように最後の言葉は力強かった。


「はい、すみません...わがまま聞いてもらっちゃってありがとうございます。

部屋の鍵は開けておくので仕事が終わったら勝手に入って来ていいですよ」


彩は屈託のない表情でにっこりコウスケに微笑んだ。


―カラカラカラ‥―


そこへ他のお客さんが店内へ入ってきた。


「いらっしゃいませ。」


『それじゃ、彩ちゃん9時半に302号室で...』

『ハイ...待ってます...』


二人は小声で約束をかわし、彩は売店を後にした。


―――――つづく――――――

ホウロウ  其の二

11/04/30

人の間に会話はなかった。

雅之の踵が地面を擦る音、彩のヒールがアスファルトを打ち付ける音だけが互いの耳に入ってきた。

二人の歩く時間はとても長い時間のように思えた。

やがて、咳払いをひとつして雅之が会話を始めた。

「彩ちゃん、何かあったの?俺は今、不思議な気分だよ。若い女の子がいきなりあんなことを言い出すなんて、俺には理解出来なかった。」

遠慮がちに横目でそっと彩を見ると彩の視線はしっかり前だけを見つめていた。

「彩、悩みなんてなにもないよ。どうしてそう思ったのか雅之さんの気持ちが分からない。」

最近の女の子はみんなこんな感覚なのかなと雅之は思うことにした。

「あの‥俺とホテルに行くということはどういうことか、彩ちゃんも子供じゃないから分かると思うけど。えっと‥その‥何があっても後悔はしないでね。」

「どういうことか、分かってないなら初めからホテルに行きたいなんて言わないよ彩。」

しどろもどろな態度の雅之とは逆に彩の言葉に恥ずかしさや躊躇はちっとも感じられなかった。

一方的にギクシャクした空気を感じていた雅之だったが、彩の態度と言葉を聞いて余計な事を考えるのは止めにした。

ここからホテルまで遠くはなさそうだったので二人はこのまま歩いて行くことにした。

「そうだ、恥ずかしい話、財布にお金があまり入っていないんだ、近くのATMに寄ってもいいかな。」

雅之の問い掛けに「ええ、もちろんっ!」

彩は口角を上げた。

「確か、この辺だと思ったんだけどなぁ‥」

雅之はキョロキョロと辺りを見渡している。

人通りのとても少ない場所だった。

「この辺はあまり来る機会がないからうる覚えなんだけど、確かこの近くにATMがあったはずなんだ。」

少しばかり歩くと記憶通り道路沿いにポツリと建っていた。

一見、古くて動いてなさそうだったが、中の照明がチカチカと点いているのが確認できた。

「よかった、ここでおろせるよ。少し待っててもらえるかな。」

そう言って雅之は入っていった。

ガラス張りのボックスは膝上から頭までを隠す範囲ですりガラスになっていた。

必要な金額を計算した雅之は古い機械にカードを入れて暗証番号を押した。

ーゴキボウノキンガクヲニュウリョクシテクダサイー

古いATM機から女性の割れた声がアナウンスされた。

「えっと‥金額は二万円っと‥。」

ージジジ‥ジジジジ‥ー

お金を引き出す音がボックス内に響いていた。

すると、、

【ガチャ‥!】

ボックスの扉が外側から開けられた。

「えっ‥?」

考える隙もなく、雅之はボックス内の壁際へと追いやられた。

「彩ちゃんッ?!」

言葉を発した瞬間、雅之の口は彩の口によって塞がれた。

「ん‥ぐッ‥‥」

悶えるように身をねじる雅之の体は彩の体によってしっかりとガードされ逃れることはできなかった。

彩の舌がどんどん雅之の口へとねじ込まれていった。

雅之は抵抗してみるが本来の力は出なかった。足をバタつかせ腰も完全に引けていた。

それでも彩は唇を離そうとはしなかった。

絡み合う粘膜は雅之の言葉を遮り官能の音をボックス内に響かせていた。

互いの唇が離れると雅之は興奮したように大きな声を出した。

「ちょっ、ちょ、ちょっと!どうしたの?彩ちゃんッ!!」

「ここでいい‥ ねぇ、だして‥」

雅之の言葉を待たずに彩の頭の位置が急に下がった。

コンクリートの上に膝をついた彩はそそくさと雅之のベルトをはずし慣れた手つきでボタンに手を掛けると片方の手でジーンズのチャックを下ろした。

「ここじゃ、マズイよ‥、」

どうしていいか分からない雅之だったが拒絶する感情は沸き起こらずなんだか妙な気分になっていた。

彩はチャックを下ろすとパンツ越しに正直な膨らみが露になった。

無言の彩は何も言わずに人差し指を這わせて上下させた。

鼻息が荒くなっていく様子を見た彩は雅之の瞳をじっと見つめたままパンツを下げた。

むき出しになった塊は中途半端にしだれかかっていた。

彩はそれを手に取ると優しくまさぐりはじめた。

「ほら‥こんなになっちゃったね‥」

壁にもたれた状態の雅之はまさぐられる様子を見ながら下半身がさらに興奮していくのを感じた。

彩の動作は次第にエスカレートし、唾液をたっぷりと含んだ柔らかい舌先が雅之の割れ目にチロチロと入り込んできた。

一瞬"ビクリッ"と雅之の体が反応し半透明の滴が先端から溢れ出てきた。

彩はそれを唾液と絡め合わせると口中に含み一気に音を立てて吸い込んだ。

ーズズズッ‥ジュル‥ジュル‥ー
「あっ‥ッ‥ うっ‥」

雅之は目を閉じると、どこかへ吸い込まれていくような感覚がして、目眩のようにクラクラと脳内が揺れていた。

無意識に彩の頭部を両手で押さえそのまま前後させた。

自然と腰も動き、根本まで絡み付いた舌は固くなった肉棒を喉の奥まで吸い込みネチャネチャと音をたてていた。

「あぁ‥っ、ハァ‥ハァハァ‥ハァ‥彩ちゃん‥気持ちいいよ‥」

雅之の言葉を聞いて彩の動きはさらに激しくなった。

舌を裏筋にぴたりとあてがい、頭を前後に動かし無心で乱れ始めた。

「ねぇ、彩の口の中に出して‥」

「えっ‥!で、でも‥」

「いいから!出して‥!」

「ホッ、ホントにいいのかな?そんなこと言われたら俺、興奮してきたよ‥あぁ‥ッ‥」

一心不乱に意識は下部へと集中し絶頂の瞬間を待ち構えながら彩を見下ろした。

ージュッ‥ズズ‥ジュパッ‥ジュパッ‥ー

「あぁ‥彩ちゃんイキそうだよ‥イクよ!ホントにいっちゃうよ!いい?いい!? あっ、イクぅーッ!うっ‥うっ‥っあぁーーーッ!‥」

ードピッ‥ドピッ‥ドクッ‥ピュ‥ー

彩の咽喉に熱い精液が注がれた。

それは喉元を通り抜け食道気管へと流れた。

ーゴクッー

彩は飲み込むと右手で口を拭った。

「ゴメンね‥彩ちゃん‥こんなところでこん‥」

雅之が言い終わる前に彩は勢いよく立ち上がった。

彩の視線は横のATM機に吸い寄せられていた。

体制をくるりと変えると、左手でお金を鷲掴みにし右手で勢いよくドアを押して飛び出していった。

状況を把握できないでいる雅之は信じられない表情で呆然と立ち尽くした。

ゆっくり閉まる扉の取っ手には唾液と精液が混じった手形がくっきりと残っていた。

─────つづく─────

ホウロウ 其の一

11/01/18

蹴り飛ばした小石が、足の先を離れ道路沿いのドブにポチャリと音をたてて落ちた。

外は青空が広がりそよ風が頬を撫で過ぎ去ってゆく。

「はぁ・・・」

ため息をつきながらコートの右ポケットに手を突っ込んだ彩は、ポケットの中で握りしめた拳をゆっくり出して開いた。

「あと、362円かぁ...」

財布なんて今の自分に必要ない。

そう思った時、財布はその場で捨ててしまった。

たしか、コンビニのゴミ箱だったと思う。

それ以来、コートの右ポケットが財布の役目をしていた。

《ギュルルルルルルゥ~》

気の抜けた鈍い音がお腹から響いている。

『そういえば昨日の夜から何も食べていなかった...』

彩は辺りをグルリと見回した。

あいにく、人はあまり歩いていない。

『人通りの多い場所に行こう...』

彩は顔をあげて繁華街を探し歩きだした。

────────────────────────

平日だというのに、街は賑わっていた。

彩は人混みに紛れながら視線を泳がせている。

目の上ギリギリで切られた前髪から覗くその瞳は、行き交う人達を反射させ揺らめいていた。

彩は大きな通りから路地へと入っていった。

数メートル前に一人の男が歩いていた。

パーカーにジーパン、スニーカーと出で立ちは普通だが、首から一眼レフカメラをぶら下げていた。
その男はふらりとお店に入ると、店の外にある座席に腰を下ろした。

そこは、アジアン料理のお店だった。

真っ昼間だというのに店内はムダなネオンでギラギラとしていた。

彩は、その男が座るテーブルに近寄っていった。

「あの、ここに座ってもいいですか...?」

男は一瞬辺りを見渡し、戸惑いの表情を見せた。

「他にも空いてる席あるけど...ここでよかったらどうぞ。」

彩は同じテーブルに座った。

店員がやってきてカタコトの日本語で話はじめた。

「オフタリサマデヨロシデスカ?ゴチュモンガキマリマシタラオヨビクダサイ。」

男はコクりとうなずくと、店員はテーブルに二つ水を置いて去っていった。

「な、なに食べますか?俺はここに来たらいつも屋台ラーメンにするけど...」

「それじゃ、私も同じもので...。」

そう言うと、男は店員を呼びオーダーした。

少し沈黙が続いた後、彩から口を開いた。

「初めまして、ですね。いきなり同じテーブルに座ったりしてゴメンナサイ...ここへはよくいらっしゃるんですか?」

丁重な問い掛けに男の警戒心も解けたようだ。

「いや、いきなりでビックリしたよ。だけどご飯は一人で食べるより誰かと一緒に食べた方が美味しいから、それに女性と食事する機会なんて滅多に無いし、俺の方こそ悪い気がして...さっきも聞いたけど本当にこの席でいいの?他、空いてるよ。」

男は申し訳なさそうに彩に問い正した。

「ここがよかったんです。彩、カメラが好きだから、少し話を聞いてみたくって...全然詳しくないんですけどね...。」

彩は小さく微笑んだ。

「アヤちゃんっていうんだね。俺は雅之、よろしくね。失礼だけど、アヤちゃんは何歳?見た感じ若そうだけど。」

「歳は19です。雅之さんは?」

「19歳ッ!?俺は38歳...アヤちゃんの約二倍ッ!」

「おぉー!大人だ...!」

彩がそう言うと二人は笑顔になった。

雅之はかつて世界中を旅していた。

大学卒業後、初めて勤めた会社でいきなり海外出張を命じられ、人生で初めて異国の地へ足を踏み入れることになった。

そのことがきっかけで、約三年間その会社を勤めた後、貯めたお金を持って世界中を転々と旅したのだった。

「写真は、その一瞬一瞬を鮮明に残してくれるでしょ。それを後から見返すとさ、その時の感情や空気や情景が甦ってくるんだよね...そうすると、その場所をまた旅している気持ちになれるんだ。」

雅之は遠くを見つめるように、目を細めながら話してくれた。

「こうして、常日頃カメラを持ち歩いて身近な物にいつでもシャッターを押せる心構えをしておくと住み慣れた街でもたくさんの発見があるんだよ。」

そう話していると、注文した食事がテーブルに届いた。

「美味しそうですね。あっ、これは写真に撮らなくていいんですか?」

彩が言うと雅之は答えた。

「これはもう前に撮ってあるから、今日はいいんだ。」

二人はまた笑顔になった。

______________

「ふぅ?美味しかったぁ?ごちそうさまでした!」

空腹状態だった彩はスープまで一滴残らず飲み干した。

「彩ちゃんはよく食べる子なんだね。」

空っぽになった器を見て雅之は驚いた。

「実は昨日の夜から何も食べてなくて、すごくお腹が空いていたんです...」

彩は恥ずかしそうに下を向いたまま話した。

「そうだったんだ、お腹が空いていたならもっと注文すればよかったのに...」

「彩、あんまりお金も持ってないから...」

雅之は気転がきかなかったことを少し後悔した。

「そうだ!アヤちゃんまだ時間ある?もしよかったら店を変えてもう少しだけ話さない?この近くに美味しいスウィーツのお店があるんだけど、もちろんオレがご馳走するから。」

雅之はもう少し彩と話したいと思った。

「いいですよ、だけど彩...スウィーツじゃなくて...他に...。」

彩は突然口をつぐみ黙った。

「ん?もしかして行きたいところが他にあるとか?」

雅之はなぜ彩が無言になったのか分からず、次に出てくる言葉を待った。

「彩、、、
ホテルに行きたい......」

雅之は驚きのあまり、返す言葉が見つからなかった。

動揺を悟られまいと毅然とした態度で振る舞おうとするも、頭の中は真っ白になるばかりで気まずい空気が二人のテーブルを包んだ。

彩は何も言わずに黙っていた。

沈黙の中、雅之が飲み込んだ生唾の音だけが二人の間に響いた。



───────続く───────

のぞき穴 其の四

10/08/31

真奈美はワイシャツのボタンを閉めると部屋を出て階段を下りていった。

玄関の覗き穴から外を覗いた真奈美は階段を下りてきてしまった事を猛烈に後悔した。

「せっ‥先生‥‥」

外に立っていたのは、野球部の顧問《及川》だった。

真奈美が卓也と一緒に歩いているところを見た及川は二人をずっと尾行してきたのだ。

真奈美はドア越しに話を始めた。━━━━━━


「先生‥どうしたんですか‥?」

「どうしたって、真奈美が男と一緒にいるから後を付いてきたんじゃないか。悪い虫がつ
いたもんだ。ドアを開けなさい。」

「先生には、関係ありません!帰ってくださいッ!」

真奈美は及川に刃向かった。

「中学生が異性を家に連れ込んでいいとでも思っているのか。教師として生徒に指導する権利がわたしには充分にある。」

及川は教師の立場を利用して理不尽な話を続けた。

「このままドアを開けないなら、そうだな...今日撮ったとっておきの写真がわたしにはあるのだが...それを...ハッハッハッ!」

「とっておきの写真って何ですかッ!?」

そう言った直後真奈美はハッとした。

及川は一体いつから自分達の後を付けて来たのだろう。

もし、あの裏口の一連を見られていたのなら‥

真奈美は急に不安になった。

真奈美が静かにドアを開けると薄気味悪い笑顔を浮かべた及川が立っていた。

「親のいない間に2人で何をしていたんだ。」

「先生には関係ありません!」

真奈美の口調はどんどん荒く声も大きくなっていった。

上の部屋にいる卓也はそんな2人の声に聞き耳を立てていた。

どうやら真奈美と話しているのは顧問の及川だと卓也も気づいたようだ。

卓也はどうする事も出来ず、部屋から二人の会話を聞いていた。

「さて、部屋にお邪魔してもいいかな。わたしから卓也に言っておきたいこともあるし。」

「言っておきたいこと?」

「そうだ、わたしの女に手を出すなってね。真奈美はわたしが真剣に惚れた女だ。それをあんな奴が...」

及川の表情は鋭かった。

「どういうつもりですか!あたしと先生は何の関係もないじゃないですか!それに、卓也君は遊びに来ただけで仲のいい友達です。第三者を巻き込むのはやめてください!」

「第三者?仲のいい友達?仲のいい友達と部屋で何をしていたんだ?
それに、ワイシャツのボタンが掛け違いになっているじゃないか!それはなんなんだ!」

「・・・・・知りません!帰ってください!」

真奈美は何も言えなかった。

そして真奈美の不安は的中した。

「今日の午後、あの場所にいた二人の写真を撮らせてもらった。素直にわたしの言うことを聞かないようならどうなるか分かるな?」

「人として最低ですね、軽蔑します!」

「なんとでも言ってくれ。悪いのは君だ。」

「じゃあ、どうしたらその写真を処分してもらえますか?」

真奈美は卓也のためにもどうしてもその写真を処分してもらいたかった。

「よし、わたしの言うとおりにしてくれるんだな。」

これから及川はいったい何を指示しようとしているのか、真奈美は予想出来ずに

ただ不安に駆られるばかりだった。

「両親は何時に帰ってくるんだ?」

「お母さんは9時を過ぎると思います。お父さんはいつも時刻がバラバラなので分かりません。」

「それでは、中にお邪魔させてもらうよ。真奈美の部屋は2階だね。」

及川は玄関をふさいで立っていた真奈美のわきをすり抜け靴を脱いだ。

なにも言えない真奈美はだまって及川を家に上げるしかなかった。

及川は階段を登ると迷うことなく真奈美の部屋の前まで行った。

「私の部屋がそこだってどうして分かるんですか?」

「真奈美のことは何でも分かるんだ。」

及川がニヤリと笑った顔を見て真奈美は鳥肌が立った。

その頃真奈美の部屋では、卓也が気が気でない様子だった。

なにせ及川は野球部の顧問。何を言われるか分からない卓也は及川が部屋の前まで来たことを察知し、どうしていいか分からずカーペットの上に正座した。

ドアを開けると卓也と及川は目が合った。

一瞬鋭い視線で卓也を睨みつけたような気がしたが及川は穏やかな口調で話し始めた。

それには卓也も真奈美も拍子抜けした。

「こら卓也、部活が休みだからといって遅くまで人の家に居たらダメじゃないか、それに異性の家ときたもんだ。今日はもう遅い、外も暗くなって来たし帰りなさい。」

「はっ、はい...分かりました、すみません。そろそろ帰ります。」

なぜ及川が真奈美の家に来たのか気にはなったが聞くこともできず卓也は素直に帰る支度をした。

「あの‥先生はどうするんですか?」

「わたしか?わたしは真奈美に少し話があるからこのまま残ることにするよ。」

「そうですか‥。それじゃあ、俺はこれで帰ります。真奈美、遅くまで悪かったな、また明日な。」

「待って!下まで送るよ‥」

そう言って真奈美も玄関まで付いてきた。

「大丈夫なのか?及川と二人きりで‥俺も一緒に居てやれればいいんだけど、及川の前じゃ何も言えなくてごめんな‥」

「ううん、そんなことないよ、気にしないで。大丈夫!先生だって話が終わったらすぐに帰るだろうし。」

「それならいいけど‥何かあったらスグに連絡しろな。それじゃあ、俺は帰るよ。」

「うん‥今日はありがとう‥またね‥おやすみ‥」

不安そうな真奈美の表情は卓也にも伝わった。どうすることもできずに、卓也は家路に着いた。

そして、真奈美の悪夢は始まった。

部屋に戻ると及川は真奈美の部屋を物色していた。

机の引き出しを開けた及川は写真が入っているのに気がついた。

「お、これはわたしが君に送った写真だね、大事に取ってくれていたんだな。嬉しいよ。」

「こんな写真、迷惑です!今後写真を送りつけるのは本当に止めてください!」

「まぁ、そんなに怒らないで、それよりわたしの言うことを何でも聞いてくれるんだったね。今日はたっぷりと可愛がってあげるよ‥。」

今日は及川の言われるがままになってしまうのだなと真奈美は覚悟した。

「真奈美、こっちおいで。」

ベットの上に座った及川が真奈美を呼んだ。

『きた‥』と真奈美は思った。

『素直にわたしの言うことをきかないようならどうなるか分かるな?』その言葉を思い返すと及川には逆らえない。真奈美は及川の隣に座った。

及川の指先が真奈美の頬をそっとなぞった。

ゾクッと全身に寒気を感じたが耐えるしかなかった。

「かわいいよ、真奈美。こんな日をわたしは夢見ていたんだ。嬉しいよ。」

そういって及川の唇が真奈美の唇へ触れた。

荒い鼻息が真奈美の顔へとかかる。真奈美は出来る限り口を強く閉じた。

しかし興奮した及川の舌は真奈美の唇をねじ開け中に入り込んでくる。

及川は真奈美をベットに押し倒した。

首筋を舌で這い、ワイシャツのボタンに手をかけた。

「や‥やめてください‥」

真奈美の目からは涙がこぼれた。

「これから気持ちよくさせてあげるからな。真奈美は素直に言うことをきいてわたしに体を預けなさい。」

及川は真奈美のワイシャツのボタンを外した。

はだけたシャツから小ぶりな谷間が現れ、それを両手で覆うと円を描くように撫で回した。

「ハァ‥ハァ‥柔らかいなぁ、真奈美のおっぱい‥」

及川はブラジャーのホックに手をかけた。

「やめてっ‥見ないで‥お願いします‥」

真奈美の言葉を無視して及川はブラジャーを外した。

成長期のふくらみの上にピンク色をした乳首が現れ、まるで甘い甘い果実のようだった。

そこに顔をうずめると、ピチャピチャと舌を鳴らしながら及川は真奈美の果実に吸いついた。

【ビクッ!】
真奈美の体が反応した。

「ここが気持ちいいのか?」

及川は続けて舌で弄んだ。

「んっ‥あっ‥やめてっ‥。」

興奮した及川は舌をチロチロと動かしては甘い果実を口に含んだ。

「遠慮しなくていいんだぞ。気持ち良かったら声に出していいんだぞ。」

「あんっ‥あっ‥‥あっ‥‥」

嫌な気持ちとは裏腹に体が自然と反応してしまう。そんな自分に驚きつつ嫌気がさした。

及川の手が、わき腹をすり抜けると真奈美の太ももに到達した。

ピチピチの肌は滑らかでいつまでも触っていたくなるほど柔らかく気持ちが良かった。

制服のスカートの中に手を忍び込ませると真奈美の体がクネりと揺れた。

「そこから先は‥ダメです‥お願いします‥」

「そんなに嫌がることはないじゃないか、わたしが真奈美を女にしてあげるよ。まだ男を知らないんだろ。」

そう言って制服下の禁断ゾーンへと及川の指は伸びた。

パンツの上からソッと陰部を指でなぞると、どこまでも沈んでいきそうなほどの弾力があった。

そしてパンツを剥ぎ取ると真奈美の中心部が露わになった。

「ハァ‥ハァ‥これが真奈美‥キレイだよ‥」

及川はピンクの入り口に指をかざした。

そこは真奈美の反応とは反して多分に湿っていた。

ゆっくりと及川が指を入れるとバージンの肉壁はキュウキュウと及川の指を締め付けた。

「痛い‥ッ!やめて‥」

初めての異物に真奈美は思わず声をあげた。

「初めてだから少し痛いかな‥すぐに慣れるよ。」

及川は指をゆっくりゆっくり動かした。

「ハァ‥ハァ‥ン‥」

真奈美の呼吸が徐々に乱れていくのが分かり及川は夢中で真奈美の中をかき回した。

「あっ‥んンッ‥」

「真奈美、初めてなのにこんなに濡らして、やらしい女だな。」

及川は我慢出来ずに真奈美の両足を持つとグイッと自分の体に引き寄せた。

ズボンのファスナーを開けパンツを下ろすと興奮した欲棒がいきり立っていた。

真奈美の両足を左右に大きく広げ堅くなった欲棒を柔らかな処女の扉へ押し付けると入り口から溢れ出た蜜が及川の亀頭に絡みつき中へ中へと誘導していった。

【ズ‥ズズ‥‥ズズズ‥】

「んあっ‥い‥痛いっ‥!」

「すぐに気持ちよくなるよ。ハァ‥アア‥スゴいよ‥真奈美‥」

処女の肉壁はよく締まり、及川の欲棒にギュッとしがみついている。

及川はたまらなく腰を動かし続けた。

「あっ‥あっ‥ああ‥」

「ハァ‥うっ‥気持ちいいよ、真奈美‥」

━━━━━━━━━━━━

その頃、真奈美の不安な表情が忘れられない卓也は家に着く直前になって来た道を引き返した。

辺りは薄暗く、日が沈んだ後の空気は、駆け足で戻る卓也の体にひやりとあたった。

卓也は胸騒ぎを覚えていた。

なぜ真奈美の家に及川が来たのだろうか。それも部屋まで入る必要はあったのか。

真奈美に話があるって一体何だ。

家の前に着くと外から真奈美の部屋を確認した。

電気は点いていない。

というより全部の部屋の電気が点いていなかった。

『もしや、及川はもう帰ったのかもしれないな。』

少しだけ安堵したものの、帰ったのだとしたら真奈美は部屋にいるはず、全ての部屋に電気がついていないのは不自然だと気づき更に心配になった。

家のチャイムを鳴らそうかなとも思ったが何の気なしに扉に手をかけると扉はカチャっと開いた。

玄関は真っ暗だった。

視界が慣れるまで数秒待ち床に目を凝らすと靴が二足あった。

真奈美と及川の靴だった。

卓也は耳をすましたが話し声や物音など、玄関までは何一つ聞こえてこなかった。

靴を脱ぎ、音をたてないように静かに家にあがった。

目の前の階段を一歩づつそろりそろりと歩いた。

階段の途中まで来たところで卓也は物音を聞き取った。

物音というよりも人の声だった。

人の声‥でも、何か違う。

『まさかッ?!』

階段を掛け上がりたい気持ちを抑え、ゆっくりと部屋に近づいていった。

部屋に近づくにつれて卓也の心拍数も上昇した。

部屋の前にたどり着いた卓也は愕然とした。

「あンっ‥あ‥あっ‥あっ‥」

部屋の中からは女の喘ぎ声が聞こえた。

部屋のドアノブに手を掛け、決して音が聞こえないように静かにドアを少しだけ開けた。

5センチ程度の隙間から部屋を覗くとちょうど正面にベットが見えた。

部屋の中は真っ暗だがカーテンの隙間から漏れた街頭の明かりがベットの上を照らしているので二人の姿がはっきりと分かった。

「真奈美‥ハァ‥気持ちいいよ‥たまらないよ‥」

顧問が目の前で腰を振っている。

「真奈美、今度はお尻を上に向けてごらん。」

そう言って真奈美の体をくるりと返すと後ろから腰を持ち蜜にまみれた欲棒を再び処女の扉へとぶち込んだ。

桃のようなぷるりとしたお尻に及川の腰周りの脂肪がぶつかりパツンパツンッと音を立てている。

「真奈美、上半身を少し沈めて、そしてもっとお尻を突き出してごらん。」

「んあっ‥いッ‥あっ‥あ‥あ‥っ‥ああぁ‥。」

初めての感覚に頭がふあふあした。

「真奈美、すっごく締まってるよ‥気持ちいいよ‥あぁ‥こんなの初めてだ‥」

「ハァ‥ハァ‥ハァ‥ハァ‥」

二人を覗く卓也の呼吸も乱れていた。

「ああぁ‥あんっ‥んンッ‥あ‥ッ‥」

「真奈美‥ハァハァ‥最高だよ‥」

「ハァ‥ハァ‥ハァ‥ハァ‥あっ、‥うっ‥‥うっ‥‥」

【ドピュ‥ドピュ‥ドクンドクン‥ピュ‥】

同級生が少女から大人の女へと変わっていく姿を見届けながら、ズボンを下ろす間もなく卓也はパンツの中でそのまま果ててしまった。
     (完)


挿絵 : 高津直由
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のぞき穴 其の三

10/07/07

卓也はそそくさと下半身をパンツの中にしまうと、二人にバレないようにその場を去ろうとした。

そんな卓也は、背後に人の気配を感じた。

『ハッ』っとした卓也は後ろを振り返った━━━━


突然の事で気が動転している卓也は数メートル後ろに立っている人を見て、最初誰だか分からなかった。

「た、たくや君‥?」

初めに口を開いたのは向こうだった。

卓也の耳に届くか届かないかの、か細い声を聞きとった卓也の頭の中に一人の女の顔が浮かんだ。

「真奈美ッ!?」

女は視線をそらしている。

それが真奈美だと卓也はやっと気づいた。

真奈美は卓也と同じ中学2年生。野球部のマネージャーをしていた。

目立つ顔ではないが、控えめで清楚な雰囲気はどこか魅力的であった。

部員の中に真奈美に好意を寄せる者もいた。

「どうして真奈美がこんなところにいるんだ?それに...ずっとここにいたのか?」

真奈美は大きく首を横に振った。

「今日は部活がお休みだから‥卓也君が前に話してたお気に入りのコースを散歩しようと思って‥」

真奈美の表情は戸惑っていた。

「そうか‥ここはいい場所だ‥トレーニングは捗るし、ここを通るといいにおいが‥今日もほら‥
俺、トレーニングを続けるから!また明日な‥」

卓也は一刻も早くこの場所を立ち去りたかった。

「待ってッ!卓也君ッ!!」

真奈美の大きな声に卓也は驚いた。

「少し散歩しない?」

この誘いを断るのは不自然かなと卓也は思った。

「うん‥いいけど‥」

二人は裏の道を歩き出した。

ぎこちない会話は続いたが、いつしか卓也も真奈美も自然体で話をしていた。

西の空には夕日が沈み始め、二人の姿を照らしている。

「ねぇ‥ウチ、寄っていかない‥?」

いきなり真奈美が卓也を誘った。

「えっ!!でも‥もう夜になるし‥男なんか連れて帰ったら親に怒られるぜ」

控え目な性格の真奈美からの意外な誘いに卓也は内心ドキドキしていた。

「ウチの両親、帰りはいつも遅いんだ‥お兄ちゃんは一人暮らしだから家にいないし‥一人で家にいるのも寂しいし不安だから‥。ネッ!寄って行ってよ!」

半ば強引な誘いで真奈美は勝手に家の方向へ歩き出した。

卓也は複雑な心境で後をついて行った。

【ガチャ‥】

家に着いてドアを開けると玄関に靴は一足もなかった。

無言のまま真奈美が靴を脱ぎ捨てると廊下の突き当たりにあるキッチンへと入っていった。

「おじゃまします‥」

卓也も靴を脱ぎ、家にあがった。

キッチンからは何かバタバタと音がする。

真奈美がジュースとお菓子を持って出てきた。

「こっちこっち!あたしの部屋は階段を上がってすぐの部屋だから!」

真奈美は、あごを使って階段の上を指した。

階段を登ると、両手がふさがっている真奈美は卓也に部屋のドアを開けるようにお願いした。

ドアを開けると女の子らしいせっけんの香りが卓也の鼻にふわりとかかった。

卓也はなんだかソワソワした。

部屋は整えられていて、清楚な印象の真奈美にぴったりの部屋だった。

部屋を見回すと本棚がありそこには少女マンガや小説、参考書などがギッシリと並んでいた。

野球部のマネージャーだけに野球の本も何冊かあった。

「真奈美はやっぱり勉強熱心だな。本、見ていいか?」

「うん、いいよ」

卓也は一冊の本を手に取りページをパラパラとめくった。

するとページの間から何かが卓也の足元に落ちた。

それは数枚の写真だった。。。

卓也はそれを見ると、すべての写真に真奈美が写っていた。

制服を着て登校している写真、部員の洗い物を干している写真、玄関から家を出る写真...

その写真はどこか不自然でまるで誰かが勝手に撮ったような写真だった。

その瞬間、慌てた様子の真奈美は卓也の手元から写真を勢いよく奪い取ると、机の引き出
しに隠した。

「今の写真?何だ!?」

卓也が聞いても真奈美ははぐらかすばかりで何も答えてくれなかった。

真奈美のそんな行動に卓也は疑問を感じた。

追求出来ないまま時間は過ぎ、卓也はいつしか写真の事など忘れていた。

二人はベットに座り、部活のことや家族のことなど語り合った。

今まで見たことのない真奈美の表情に、こんな一面もあるのかと卓也はドキドキしていた。

いつの間にか夕日も沈み部屋は薄暗くなっていた。

二人の雰囲気はまったりとして、ゆっくりした時間が流れている。

「暗くなってきたね。電気つける?」

真奈美の問いかけに卓也は黙っていた。

「どうしたの?いきなり黙って‥」

卓也の頭の中にどうしても気になることがあった。

「なぁ、一つ聞いてもいいか‥?」

「うん‥なに‥?」

二人の間に沈黙が続いた。

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

「今日見てたのか‥?」

「えっ‥?」

「カフェの裏口‥ずっといたのか‥?」

「えっ、私‥なにも見てないよ‥」

「正直に言ってほしいんだ‥‥見たんだろ‥?」

「見てないッ!!」

「本当にか?!」

「・・・・・・・・・・」

「見たんだろ‥?」

「‥‥うん」

真奈美は小さくうなずいた。

「ごめん、私‥見るつもりじゃなかった‥」

真奈美の声は震えていた。

「俺こそゴメン‥最低だな‥変態だよな‥。まさか同級生にあんなとこ見られるなんて‥」

卓也はどうしていいか分からず、ずっと下を向いて肩を落としている。

「謝らないでよ!気にしないで!思春期の男子だもん!しょうがないよ‥。それに‥あたしだって‥興味くらい‥あるよ‥」

卓也は顔を上げた。

「女の子だって年頃にもなれば色々興味が出てくるものなの!なんちゃって‥あたしこそ何言ってるんだか‥」

真奈美はそう言いながらはにかんだ。

「キスしてもいいか‥?」

突然、卓也が言いだした。

真奈美は突然のことで目を丸くしている。

「真奈美とキスがしたい‥」

卓也の表情は真剣だ。

「うん‥いいよ‥あたしも卓也君とキスしたい‥」

真奈美も同じ気持ちだった。

卓也が真奈美の両肩に手をかけた。

「ちょっと待って!周りの家から見えちゃう!カーテン閉めるね」

真奈美は部屋の窓からキョロキョロとあたりを見渡すとカーテンを閉めた。

一気に暗くなった部屋は二人の緊張感をさらに高めた。

再び卓也は真奈美の両肩に手をかけた。

顔と顔がどんどん近づき、ついに二人の唇が触れ合った。

お互いに初めての口づけ。

唇を離してはまた重ね、柔らかい唇の感触を感じた。

真奈美は体中の力が抜け、呼吸は少しずつ荒くなった。

卓也の舌が真奈美の口の中へ入ってきた。

「んンッ‥」

二人の柔らかい粘膜は絡み合い、わたあめのように溶けるようだった。

そして思春期の卓也の下半身は膨張していた。

卓也は真奈美の制服のボタンに手をかけた。

「ちょっ、ちょっと‥‥」

「イヤか‥?」

真奈美は何も答えなかった。

卓也はワイシャツのボタンを一つ一つゆっくりと外した。

「ぃやっ‥恥ずかしい‥」薄暗い部屋でかすかに見えるブラジャー姿の真奈美に卓也は興奮を覚えた。

再びキスを迫り真奈美をベットへ倒すと何度も何度もキスをした。

二人は体中で感じていた。

その時、、、

【ピ〜ンポ〜ン】

自宅のチャイムが鳴った。

「こんな時に、誰だろ?親もいないし出なくていいや。居留守使っちゃお。」

真奈美はそう呟いた。

数秒後、再度チャイムが鳴った。

出ないでいると、また数秒後繰り返し鳴った。

「もうッ!誰だろ?しつこいなぁ!ゴメン、あたしちょっと出てくるね」

真奈美はワイシャツのボタンを閉めると部屋を出て階段を下りていった。

玄関の覗き穴から外を覗いた真奈美は階段を下りてきてしまった事を猛烈に後悔した。

「せっ‥先生!‥‥」

外に立っていたのは、野球部の顧問《及川》だった。

真奈美が卓也と一緒に歩いているところを見た及川は二人をずっと尾行してきたのだ。

真奈美はドア越しに話を始めた。━━━━━━(続く)

挿絵 : 高津直由
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のぞき穴 其の弐

10/05/20

二人がいる厨房には裏口がある。

裏口の目の前には木が生い茂っていて散歩道とは言えない微妙な細い道が1本横に伸びている。

もともと森の中にある建物なので裏口から出入りする人はほとんどいなく、その道を通る人と言えば土地に詳しい近所の人しかいないようだった。

ダンボールやビンビールのケース、割れた食器や育たなくなった鉢植えなどが裏口付近には置かれていた。

(ハァ‥ハァ‥ハァ‥ッ)

そんな場所に人影があった。

その人影は、二人の様子を一部始終見ていた。

扉の隙間から覗くその目は興奮して血走った眼をしている。

(ハァ‥ハァ‥ハァ‥)

荒々しい呼吸で二人の様子に食い入る男の顔はまだ若い。

男の名前は卓也、中学二年生の14歳だ。

卓也は学校では野球部に所属している。

頭は常に短く刈られた坊主頭だ。

卓也は毎日この裏の道を走っていた。

ひと気のほとんどないこの裏道は黙々とトレーニングを続ける卓也にとって集中できる格好な場所だった。

このカフェを通るといつもいい香りが辺りに広がり食欲が湧いた。

この日、カフェは定休日。毎日走っている道だけに卓也もそれは知っていた。

部活動が休みだったのでいつもよりも早い時間からジョギングを始めた卓也はカフェからいい匂いが立ち込めているのに気がついた。

『あれ?今日は定休日なはずじゃ...』

不思議に思った卓也は裏口に近づき中の様子を伺った。

外は太陽が燦々とし、扉のガラスは光の反射を受けて眩しく、中の様子が全く分からない。

卓也はもっと近づき中をのぞき込んだ。

『‥‥!!‥ゴクッ‥‥』

生唾を飲み込む音が自分でも分かった。

裸で絡む男女。

卓也の心臓は一気にバクバクと高鳴った。

初めて生で見る女性の体。

アダルトサイトの動画でしか見た事がない卓也は美香と徹の光景を目の当たりにしてその場を離れられなくなった。

物音をたてないよう物陰に隠れるとそっと中を覗いた。

美香と徹は卓也の存在に全く気づいていない。

それどころか二人の行為はどんどんエスカレートしていった。

《ピチャ‥ピチャ‥ジュルジュルルル‥‥》

美香が徹の勃起物をおいしそうにむさぼっている。

徹の歪んだ表情は童貞の卓也に、女性の唇に包まれる男性器の気持ちよさを想像させた。

卓也の体は自然に反応し、若い下半身はもぞもぞと変化し硬くなった。


「うっ‥美香ちゃんっ‥ちょっと‥とめて‥」

徹は今にも達してしまいそうだった。

美香の口から糸を引いて徹の陰の茎はそそり立った。

我慢のきかなくなった徹は美香を立たせ調理台に手を付かせた。

美香は恥じらいの表情で顔を横にそむけているが、後ろから丸見えの美香の尻は今すぐ男を求めているようで、なんともいやらしく突き出ていた。

徹は美香の腰にソッと手をかけると唾液にまみれた陰茎を美香の花唇に吸い込ませた。

《ネチャ‥ググググッ‥‥》

『あ、ああッ!』

徹の刺激が中に伝わると美香の背筋がピィーンと仰け反り花唇も引き締まった。

温もりに満ちた花唇は徹の陰茎を包み、そこからはキレイな花蜜が溢れていた。

『美香ちゃん、気持ちいいよ‥』

徹が後ろからピストン運動を続けると美香も淫らに反応を示した。

『あんっ、あっ‥あああああーッ、、』

自然と美香も腰を振っている。

漏れてくるあえぎ声と、美香の尻を打ち付ける音とが外まで響き、扉の向こうでこっそり見ている卓也の興奮は強さを増した。

卓也はズボンの中に手を入れると自身の下半身を弄り大きくなった若い棒をシゴいた。

(ハァ‥ハァ‥‥)
《シコシコ‥シコシコシコ‥‥》


『美香ちゃん‥ここ気持ちいい‥?』

『あんッ‥いぃッ‥いぃッ‥あぅっ‥ダメッ‥‥』


《シコシコ‥シコシコシコ‥》
(ハァッ‥ハッ‥ハァ‥)

先にイッたのは卓也だった。
『う、っ‥‥ッ‥』
《ドピュ‥ドピュ‥ピュ‥ドクン‥‥‥ドクン》

卓也は足元に生えた雑草の上に大量の若いエキスをぶちまけた。

若い卓也の下半身はイッた後だというのにまだギンギンに勃起している。


中で二人の行為は続いていた。

徹が後ろから責め続けると美香の体はカクカクと小刻みに痙攣した。

『あっ、あっ、あっ、あっ、』

腰の動きに合わせて美香も喘いだ。

全身の力が抜け、上半身の重さを調理台の上に預けてもたれている。

徹は後ろから手を回すと小豆を一緒に刺激した。

『あぁぁーッ、ダメぇーッ、やめてッ‥いッ‥ちゃうぅーッ、』

美香の中がグググっと締まると徹は奥に引き込まれた。

『美香ちゃん‥オレも‥イキそうだ‥うっ‥ハァハァ‥』


外で見ていた卓也は、また自分自身をシゴいていた。

『あぁぁーッ‥イッちゃう‥!あっ‥ダメッー!』

『オレも‥オレもイクよ‥ハァッ‥うっ‥‥』

『あぁぁぁぁーッ!!』

《シコシコシコシコ‥》
(ドピュッ‥)

卓也はまた達してしまった。

それと同時に、徹は美香の花蔵からヌルりと陰茎を引き抜くと、仰?反る美香の背中に熱い白精を浴びせた。

背中から腰へと伝わる精液は温度を変えて美香の尻へと流れた。

美香は乱れた息づかいで体をガクガクさせぐったりしている。

花唇はいやらしい液体でびっしょりだった。

外では卓也が息を荒げて立っている。

若い棒は二度も連続でイッてしまったというのにまだピクピクと元気を余しているようだった。

卓也はそそくさと下半身をズボンの中にしまうと、二人にバレないよう、ひっそりその場を去ろうとした。

そんな卓也は、背後に人の気配を感じた。

『ハッ』っとした卓也は後ろを振り返った。━━━
   (続く)

挿絵 : 高津直由
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のぞき穴 其の壱

10/04/12

『美香ちゃん、定休日なのに出て来てもらって悪かったね。』

店長の徹は腕組みをしたまま軽く頭を下げ美香に笑顔を見せた。

来月から出す限定メニューの試食をどうしてもしてもらいたくて。

『デートの約束でもあったんじゃないのか〜?』徹がからかうように言うと

『デートする彼なんかいません‥.特にコレといって用事もなかったので大丈夫ですよ。
気にしないでくださいね。』

美香はそう答えて笑顔を返した。

徹が店長を勤めるカフェは静かな森の中にたたずむロッジ風のキレイな外観が特徴だ。

室内は木の温もりが立ち込め、お店の家具にも木のイスやテーブルを置いたりと、こだわりのある作りになっている。

開放的な空間とリーズナブルな値段がとても人気でランチタイムには近所に住む主婦や情報誌を見てやって来た人達でいっぱいになるのだ。

『でも、どうして私なんですかぁ〜?
私なんてまだ2ヶ月前にアルバイトで入ってきたばかりなのに‥店長の料理をたくさん食べて舌が肥えたスタッフもいるんじゃないですか?』

美香は首をかしげた。

『料理を味見してもらうのは俺の料理を食べ慣れた人じゃ駄目なんだ。初めて食べたお客さんが美味しいと思ってくれないと意味がないからね。』

だから俺の料理をあまり食べた事がない美香ちゃんに味見をお願いしたってわけなんだ。

『今日は仕事じゃないから美香ちゃんは何もしなくていいからね。

新メニューの評価をしてくれるだけでいいから。さっ、料理を出すからイスに座って。』

徹は食べてもらうのがとても楽しみなのか、促すようにイスを引き美香を座らせた。

美香も楽しみだった、密かに思いをよせる徹の料理が食べられるからだ。

それも二人きり‥。

徹が厨房から料理を運んできた。

美香の目の前には鮮やかに彩られた温野菜のパスタが置かれた。

『 わぁ〜きれい〜 』美香は思わず声をあげた。

最近はオーガニックブームで食にとことんこだわる人が増えているからね。

『このパスタに使われている野菜はすべて無農薬野菜、そして旬なものしか使わないと決めたんだ。だから使う野菜も日によって違う。』

今日はトマト・カリフラワー・コーン・アスパラガス...。

徹は美香の隣に立ち自慢気に説明を続けた『 いっただっきまぁ〜す 』

美香は胸の前で両手を合わせ料理に手をつけた。

・・・・・・・・・・・

『おっいしぃ〜!店長ッ!コレ美味しいです!絶対に人気出ますッ!!!』

美香は指で丸を作りOKのサインを出すと満面の笑みを徹に見せた。

『そうか、良かった。安心したよ。野菜だけで満足のいく味に仕上げるのは難しかったからね。サラダと違ってメインで食べてもらうわけだから物足りない味だと困るし。』

徹は美香の反応を見て安堵した。

美香は嬉しそうに食べ続けた。

『本当に美味しいです!これなら毎日食べてもいいくらい。』

美香は美味しさのあまり、浮かれた様子で右手に持ったフォークをクルクルと顔の横で回した。

すると手からスルリとフォークが離れ木の床に落ちた。

『あっ、ゴメンナサイ...私あまりに美味しくてはしゃいじゃった‥。』

そう言いながら美香がフォークを取ろうとしたその瞬間‥

ドキッ‥.。

徹の指と美香の指が触れた。

フォークを拾った体制のまま動けなくなった美香は徹を見ると目が合った。ゆっくりと徹の顔が近づいてくるのが分かる。

美香はどうしたらいいか分からなかった。体は動かない。

美香はそっと目を閉じた。

そして二人の唇が軽く触れ合った。

一瞬の出来事だった。美香はハッと我に返り唇を離した。フォークをつかみ体制を元に戻すと、

『あっ‥スミマセン‥ゴメンナサイ‥私‥‥』

動揺しているのか落としたフォークを使ってまた料理を食べ始めている。

『ははっ‥あっという間に完食しちゃった、美味しかったです。ごちそうさまでした‥』

目も合わせずに伝えて、サッと席を立ち食器を持って厨房へ向かった。

『お皿、洗いますね。』

腕まくりをし、食べ終わった食器を洗い始めた美香。食器を洗う手元が動揺のあまりたどたどしい。

その時、背後から徹が美香を抱きしめてきた。

美香の手は泡にまみれ抵抗ができない。

『店長、ちょっ‥どうしたんですか?』

徹の吐く息が一つに束ねた髪から出ている美香の耳にふわりとかかった。

そして徹は美香の耳元を優しく舌でなぞった。

《ピクッ‥》

美香の体が一瞬反応した。

両目は思いきりつむっている。肩には力が入り体は固まったままだ。

徹は耳を舌でなぞりながら美香の胸を服の上から優しく揉んだ。

制服の時には分からなかった美香の胸が意外にも大きかったことに徹は少しおどろいた。

『美香ちゃん、意外と胸、大きいんだね。』

何も答えない美香。

徹は美香の柔らかいふくらみを続けて揉んだ。

下から上へ、力を強めたり弱めたり‥

服の上からでも徹の手の温もりが伝わった。

美香は恥ずかしい気持ちをよそに、なんだか体の力が抜けていくのが分かった。

徹の人差し指が美香の乳首を押した。

『あっ‥』

思わず声が出てしまった。

徹は続けて乳首を弄んだ。

さっきまで分からなかった乳首がシャツの上から小豆大になって主張してきた。

『美香ちゃん、乳首が固くなってきたよ。ねぇ、こっち向いて。』

徹は胸から手を離し美香の体をくるりと自分に向けた。

美香は徹の顔を見れず下を向いたままだ。

美香の手から水と泡がポタポタと床に垂れている。

徹は自分のエプロンで拭ってあげると美香の両手を自分の両手で包み込んだ。

『美香ちゃん、顔を上げて。こっち向いて。』

美香はゆっくりと顔を上げた。

『店長恥ずかしいです‥』

美香の頬がほんのり赤い。

『クスッ‥美香ちゃんかわいいね。』

そう言うと徹は美香にキスをした。

さっきとは違い、長い柔らかい口づけだった。

唇を離した二人は目が合いそしてまた自然と引き寄せあった。

徹の舌が美香の口の中へ入ってくる。ねっとりと絡まる舌の音はぺちゃぺちゃと

口腔から内耳に伝わる。

徹は美香のシャツの裾から手を入れ両手で胸をわしづかみにした。

シャツの下はブラジャー1枚だった。

『 ハァ‥ ハァ‥ 』

絡まる舌の間から美香の吐息が漏れてくる。

徹は美香のシャツを胸の高さまで上げた。

唇を離すと混ざった二人の唾液は糸をひいて美香の胸へと落ちていった。

『 服、脱ごうか‥。』徹の言葉に...『 うん‥ 』と美香は素直に頷いた。

胸元に少しゆとりのあったシャツは、脱ぐのにそう手間はかからなかった。

モモ色のブラジャーからは白い谷間が見え、徹は右手でブラジャーのホックを外した。

肩にかかるヒモをゆっくりと下ろすと美香の乳房が露わになった。

若いふくらみは弾力がありブラジャーを外しても上を向いてくずれない。

乳房の上には淡いピンク色をした乳輪と小さな乳首が乗っている。

徹は左手の人差し指で美香の胸に垂れた唾液を拭うと...その濡れた指を左の乳首の上でクリクリと回し、右の乳首に吸いついた。

『 んんっ‥』美香は声を押し殺している。

乳首はみるみるうちに堅くなりツンと立った。

徹は美香の柔らかい乳房を口いっぱいに含み堅くなった乳首を舌でコロコロと転がし続けた。

『 あっ‥あっ‥あぁ‥っ 』

我慢出来ずに声が漏れる美香の乳首は徹の唾液に包まれて光沢のある濃いピンクへと変わった。

そして、徹の右手がデニムのスカートから出た美香の太ももに触れた。筋肉と脂肪のバランスが絶妙で柔らかさと張りがある。

徹はスカートを腰の位置まで巻くりあげた。ブラジャーと同じモモ色のパンツだった。

乳房に吸いつきながらパンツの中に手を入れると中は美香のいやらしい液体でぐっしょりとなっていた。

『 すごい、こんなに濡れてる‥ 』

徹が美香の一筋を指でなぞるとそれだけで指はびしょ濡れになった。

美香は陶酔した表情で徹を見つめている。

徹は中指を美香の割れ目に潜り込ませると指は吸い込まれるように深く沈んだ。

そして、まさぐる徹の指先は美香のクリトリスへと辿り着いた。愛液がまとわりついた指先で美香のクリトリスを優しくいじると美香はこの上ない快楽の声をあげた。

『 ぁぁぁあっ‥ぃい‥ハァハァ‥あっっ‥‥ハァ‥ 』

小刻みに動作する指先から体中に電気が走った。

美香は立ったまま足をガクガクさせている。

美香のパンツを脱がし取ると小さな芽は刺激を受けて大きな赤い実となっていた。

『こんなに濡らしちゃって、美香ちゃん、本当はすごくエッチなんだね。』

美香の裂け目からは透明な液体が、たら〜りと溢れ落ちている。

徹はひざまずき美香の大きくなったクリトリスを舌で舐めてから口に含んだ。

『 あんっ‥ ぃやっ‥‥ ぁぁあっ‥きもちいい‥ 』

『 ピチャピチャ‥ ジュル‥ズズズズズッ‥ 』

徹はクリトリスを舐めたり吸ったりして舌で弄んでいる。そして中指を美香の中へと入れた。

『 ぬぷっ‥ 』美香の体がビクッと反応した。

暖かい粘膜は徹の指へ吸いついて離れない。

徹は美香の中をかき回した。

『 は、あぁんっ‥ィィッ‥ぅっ‥ 』

指と舌で攻められた美香は力が抜けて今にも膝から崩れそうだった。

徹は容赦なく美香の秘部を攻めた。

『 クチュクチュ‥ピチャ‥ジュル‥ビチョビチョ‥ 』

『 ぁぁぁあああっ、あっ、あぁぁっ、イッ、イッちゃう、、ダメーッ、やめてぇー!ぁぁっ‥ 』

体が少し沈むと全身を小刻みに震わせて、美香はイッてしまった。

『 ハァ‥ハァ‥ハァ‥ 』

徹の手は美香から流れ出た液体で濡れている。

快感の絶頂で朦朧としている美香の横で徹がズボンのベルトを外している。

ワイシャツを着たままズボンを下げボクサーパンツ姿になった徹の股間は勃起していた。

それを見た美香は自分の陰部が更に熱くうずくのを感じた。

『 店長‥次は私がしてもいいですか。』美香は自分が口走った言葉に恥ずかしさを覚えた。

しかし、徹を求めていた。

業務用の冷蔵庫に徹が寄りかかると美香は立ち膝をつき徹のパンツを下げた。

目の前には徹の興奮した勃起物が現れた。

『 美香ちゃん大丈夫‥? 』徹が美香に気を使うと美香は"コクリ"と小さく頷いた。

そして美香は大きくなった徹のモノを手に取り口に運んだ。

『 うっ‥ 』徹は声を漏らし顔を歪ませた。

美香の唾液が絡みつき、ジュルジュルと音をたてて徹のモノに吸い付いた。

『 あっ‥うっっ‥ 』

徹が感じてくれているのが美香は嬉しかった。



二人がいる厨房には裏口がある。

裏口の目の前には木が生い茂っていて散歩道とは言えない微妙な細い道が1本横に伸びている。

もともと森の中にある建物なので裏口から出入りする人はほとんどいなく、その道を通る人と言えば土地に詳しい近所の人しかいないようだった。

ダンボールやビンビールのケース、割れた食器や育たなくなった鉢植えなどが裏口付近には置かれていた。

『 ハァ‥ハァ‥ハァ‥ッ 』

そんな場所に人影があった。

その人影は、二人の様子を一部始終見ていた。(続く)

挿絵 : 高津直由
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