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山行革命
山行革命
淡海
こんにちは、淡海(タンカイ)と申します。
山歩き、その道具類や考え方、精神論、野宿の方法、歩行禅から野グソまで「山は登るだけでは無い」事を色々書かせて頂きます。
本業、フリーライターです。

第百四話 『登山靴』

14/02/13

こんにちは、淡海です。
たいへんご無沙汰しております。
寒いですね、いかがお過ごしでしょうか。
久々の山らしいタイトルに震えています。

2014021200003.JPG

以前、ZERO MAGAZINE代表様から誕生日にいただいたGalibierです。
ソールが経年劣化によって剥がれてきたので、修理へ。
町の修理屋さんへ持って行ったのですが、両足で5000円というなかなかの金額を提示されたので、とりあえず店を出ました。

で、ぶらぶら歩いていると、グランドカオスな修理店を発見。

2014021200001.JPG

中にいたおじさんに靴を見せると、
「そやな、1000円。3日だけ時間くれへんか?」
と、いわれたので、迷わず依頼。
"3日だけ時間をくれ"というフレーズに、いかにも仕事を依頼した感がビリビリと走りました。
じゃあ、お願いしますと靴を渡すと、また3日後に来てくれとのこと。
控えみたいなものとかはないんですか?
と聞くと、
「もう顔おぼえたからいらん。控えとかないねん。
 あと、これ山で履くねやろ?裏にビス打っといたるわ」
と。

おそらく、どこかの店舗で頼むと、自分が紙(控え)による識別をされ、マニュアル通りの流れで預けることになるのでしょうが、ここグランドカオスは、おじさんのブレインに控えられたのであります。
"商魂"を感じずにはいられませんでした。

3日後、できあがりを楽しみにグランドカオスへ。
ソールの密着は申し分なし。

2014021200004.JPG

ビスを打ってくれるというので、てっきりソール用のそういったものがあると思ってたのですが、裏を見ると1寸ほどの釘をめった打ちに施してくれていました。
なんとも漢らしい仕上がりです。

うれしさのあまり、代金1000円に加え、チップとして1000円の合計2000円を払いました。
「ありがとうございます」
と、深々と頭を下げられ、自分も深々と頭を下げる。
あらゆる支払いが電子化されてゆく現代、お金を払って清々しい気分になることって減ってきたのですが、ここでのやり取りは爽快でした。
これからも靴の修理はグランドカオスへ持ち込もうと思います。

2014021200002.JPG

最後に、作業場の写真を撮らせていただきました。
ビジネス街の一角にある、一畳の宇宙。
革と靴墨の香りが渦を巻いています。
営業マンからOLまで、ひっきりなしに来客がありました。
まさに、日本経済を足元から支えてきたといっても過言ではございません。

本日は以上です。
次回もよろしくお願いします。
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